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パラリンピック:競泳界の水の女王!成田真由美選手の基礎知識

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自身21個目のメダル獲得に挑む成田真由美選手(横浜サクラスイミングスクール所属)。彼女が「水の女王」と言われるようになったワケや水泳を始めたきっかけなどを輝かしい成績とともにご紹介します。

成田真由美選手ってどんな選手?

「水の女王」と言われるほどの選手として有名!

障がい者スポーツ界のレジェンド的存在の成田選手。パラリンピックには、初出場の1996年のアトランタ大会を皮切りに、シドニー(2000年)、アテネ(2004年)、北京(2008年)と、4大会連続の出場を果たしている選手です。

これまでの大会で計20個のメダルを獲得し、そのうち15個は金メダル。日本人最多となる数の金メダルを獲得したという実績が「水の女王」と言われる所以(ゆえん)です。

股関節の手術を繰り返したこともあり、北京大会を最後に第一線から退いていましたが、2015年に現役復帰。2016年3月に行われた日本選手権で、今大会で5度目となるリオパラリンピックの出場権を獲得しました。

子どもの頃は泳げなかった

子どもの頃、泳げなかった私が23歳で水泳を始めて泳げるようになりパラリンピックに出ることができた。嫌いな物が好きになることもある。それがかけがえのない物になることもある。そんな人が増えたらと思う。(成田)
引用元:成田 真由美 | 注目選手 | パラサポ(日本財団パラリンピックサポートセンター)

このように語っている成田選手。中学生の時に横断性脊髄炎を発症して以降、車いす生活を余儀なくされていた彼女が水泳を始めたのは、意外にも23歳のとき。

子どもの頃は仮病でプールの時間を見学するほど水泳が嫌いだった彼女。同じ身体障がい者スポーツクラブに通う友人から水泳大会のリレーメンバーが足りないと言われ、そのときに誘われたのがきっかけで水泳を始めたそうです。

成田選手の基本情報と過去の成績

基本情報

  • 成田 真由美(なりた まゆみ)
  • 1970年8月27日生まれ
  • 神奈川県 川崎市出身
  • 横浜サクラスイミングスクール所属

競技・クラス

水泳・S5、SB4、SM5(※2016年9月現在)

障がい者が行う競泳は、障がいの種類や程度などによって同程度能力の選手で競い合えるように「クラス分け」をして、公平性を保っています。アルファベットが泳法、数字が障がいの種類と程度を表しており、数字が小さいほど障害が重くなっています。
「S」はクロール、背泳ぎ、バタフライ、「SB」は平泳ぎ、「SM」は個人メドレーを指します。

パラリンピックでの成績

金メダル獲得実績

  • アトランタ大会(1996)|100m/50m自由形(S4)
  • シドニー大会(2000)|200m/100m/50m自由形/50m背泳ぎ(S4)、150m個人メドレー/4×50mリレー(20pts)
  • アテネ大会(2004)|200m/100m/50m自由形/50m背泳ぎ(S4)、50m平泳ぎ(SB3)、150m個人メドレー/44×50mリレー(20pts)
成田選手は上記の3大会では「S4」のクラスでしたが、リオ大会は「S5」クラスで出場します。

北京大会の雪辱を果たす!

北京大会では現地入りしてから急に、S4クラスからS5クラスへ変更されたことで惜しくもメダルを逃した成田選手。リオ大会では、北京大会と同じくS5クラスでの出場で、メダル獲得を目指します。

年齢を重ねてもなお第一線で活躍する成田選手を応援していきましょう!

(image by amanaimages)


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