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オリンピック目前!知っておきたいリオの基礎知識

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2016年8月開催のリオオリンピック。もしかしたら休みをとって現地まで見に行くという人もいるかもしれませんね。

しかし、オリンピックのみに興味がある人は、リオデジャネイロという土地がどういう場所であるかを知らないのではないでしょうか。今回は、リオの歴史や観光スポット、文化的な見どころなどについて紹介します!

リオデジャネイロとは?

  • 面積:1,255 km²
  • 人口:632万人

ブラジルは南米の経済大国。そんなブラジルの南東部に位置する大都市がリオデジャネイロです。

ブラジルの現在の首都はブラジリアですが、その人口は200万人程度。ブラジリアに遷都されるまでの首都であったリオデジャネイロは、ブラジリアの約3倍もの人口を有する超メガシティとして現在も君臨しています。

そんなリオは特に観光都市として有名です。

大きな岩山や綺麗な海などの壮大な自然があり、大聖堂や教会、劇場などの文化施設があり、見どころは本当にたくさんあります。

オリンピックを見に行くだけ、というのはもったいない!どうせ行くなら観光していきましょう。

リオデジャネイロの歴史

ブラジルはこれまでに3回首都が変わっています。最初はサンパウロ、次がリオデジャネイロ、現在がブラジリアです。

リオデジャネイロの近くにはミナスジェライスという場所がありました。ここから金鉱が出たことをきっかけに、経済の中心がブラジル南東部に移ってきたのです。リオはミナスジェライスへの供給地へと変貌しました。

こうしてブラジル経済の中心地となり、1763年に首都となったのです。それからしばらくしてナポレオンの侵攻したことで、ポルトガル王室が植民地であるブラジルに引っ越してきます。こういった経緯もあり、美化や整備が進んで「首都」となるに至りました。

リオデジャネイロの文化的な見どころ

元首都としてブラジル人の心のなかにあり続けるリオデジャネイロ。どんな文化が息づいているのでしょうか。

リオといえばカーニバル!

リオといえばカーニバルを想起する人も多いはず。

きらびやかな衣装を身にまとったナイスバディーのお姉さんたちが踊り狂う姿を、1回くらいはテレビで目にしたことがあるでしょう。

カーニバルの元となったのはキリスト教の謝肉祭。

謝肉祭は「四句祭で肉を断つ前に大宴会をする」というものだったそうですが、ブラジルに入ってきてからは趣が変わったようです。

奴隷たちは顔に小麦粉を塗りたくり、農園主から古いカツラやシャツを借りて、飲めや歌えの大騒ぎをし、宗教的意義はこの地ではいつの間にか消えてしまったのだとか。

サンバとそれ以外の音楽

リオのカーニバルといえばやっぱりサンバ。ブラジルには幾つものサンバチームが存在しており、カーニバルにダンサーとして出たいと思ったら、いずれかのチームに所属してダンスの腕を磨かなければなりません。

そこで体型などさまざまな細かいチェックをクリアして、やっとパレードに出られるそうです。

カーニバル以外にもサンバが見られる場所ももちろんたくさんあります。

一番有名なのが「PLATAFORMA」というサンバショーハウス。ダイナミックできらびやかなショーは、ブラジルに来たなら絶対見ておくべき!

また、リオはサンバ以外にもボサノヴァ、ショーロといった音楽が生まれた土地でもあります。

長い間植民地としての歴史を持つブラジルでは、白人と黒人の音楽が混ざり合ったような音楽が生まれてきたのです。

どちらもサンバに比べるとゆったりとしていてなんだかおしゃれな印象で、カフェで聞いたことがある人もいるでしょう。

日曜日にはヒッピー・フェアへ

リオデジャネイロの店舗は日曜日になると一斉に営業をやめてしまいます。街の一角で巨大なマーケットを開くためです。

これがヒッピー・フェア(フェイラ・デ・アルテ・デ・イパネマ)です。

ヒッピー・フェアは、毎週日曜日にジェネラル・オソリオ広場で開催されてきました。

1968年、ウーゴ・ビデットがヒッピー仲間だけを相手に絵画の販売を始めたことがきっかけとなり、年々規模が拡大。現在では世界最大規模の野外マーケットとなっています。

店舗数は700を超え、そこでは記念品、工芸品、名産品などおみやげにはちょうど良さそうなものがたくさん売られています。もちろん美味しい食べ物も!

フェアの始まるきっかけとなった絵画もリオのアーティストたちが売っていることもあるそうです。

買物をするなら、ぜひ日曜日に広場へ出かけてみてくださいね!

観光の目玉

日本ではリオのカーニバルが一番有名だと思いますが、その他にも見るべき場所・遊ぶ場所はたくさん。以下で紹介する場所以外にももっともっとたくさんあるのですが、とりあえずここだけは…という場所をセレクトしました。

美しい海岸

リオは一年中暖かいため、いつ行っても海水浴が可能。しかも海はとっても綺麗。

有名なコパカバーナビーチは家族連れが多く、イベントなどもよく行われているようで、イパネマはリラックスした雰囲気を楽しめるところ。お好きな方にどうぞ!

そこまで距離も離れていないようなので、どちらにも行ってみるといいかもしれませんね。

ポン・デ・アスーカル(岩山)

大地の隆起を感じさせるような大きな岩山が連なっており、上空からは迫力ある自然の景観を見ることができます。

また、岩山と岩山をロープウェーで移動することも可能。青い海と青い空の間できっと爽快な気分になれるでしょう。

大聖堂

リオデジャネイロには有名な大聖堂が2つ存在します。

1つは「カテドラル・メトロポリターナ」。一見ピラミッド型の不思議なビルなのですが、中に入るとネオンのように光るステンドグラスが…。その雰囲気に言葉を失うこと間違いなしです。

もう1つはリオデジャネイロ旧大聖堂。19世紀のドーム型のクラシックな聖堂を堪能したいという人はこちらがオススメです。

治安は悪いけど…

オリンピックを目前にしてリオは大混乱を見せている模様。殺人事件が起こったり政治家への大規模なデモがあったり…。

治安がいいとは言えなさそうですが、それでも行く価値はきっとあるはず。自然に彩られた美しい世界が、あなたを待っているはずです。安全対策は怠らないように!

(image by pixabay)
(image by amanaimages)


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