「筋肉とは何か?―それは至高である。」古代ギリシャの時代から均整のとれた肉体は賛美されてきました。かの時代のオリンピックは全員裸体で行うことが決まりとされ、芸術分野ではダビデ像、ポセイドン像など、ナチュラルに腹筋が割れた男性の裸体が彫刻作品として複数残されています。筋肉とはいつの時代も賞賛の対象だったのです。
現代でもその潮流は衰えることなく流れ続けています。2014年、鍛え抜かれた筋肉の鎧を身にまとった野郎共が、ばんばん脱ぎまくっているカレンダーが発売されていたことをご存知でしょうか。その名も「筋肉カレンダー。」肉体を資本とする職業の人も、そうでない人々も、惜しげもなくその美しさを白日の下にさ...