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1964と2020東京五輪のダブル出場なるか!生ける伝説・法華津寛選手とは?

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ロンドンオリンピックで日本選手団最年長である71歳で出場を果たした馬術競技日本代表、法華津寛(ほけつひろし)選手をご存じですか?

リオデジャネイロオリンピックは愛馬の不調のため、残念ながら欠場してしまいますが、次の2020東京オリンピックには意欲を見せています!

今回は、生ける伝説・法華津寛選手の「ここがすごい」をご紹介します。

【ここがすごい1】伝説の1964東京五輪に出場し今も第一線!

法華津寛選手は馬術競技の障害飛越の日本代表として、1964年に開催された東京五輪に出場。現在、74歳で現役選手として活躍中、2012年のロンドンオリンピックにも出場を果たしました。

東京オリンピックからロンドンオリンピックまでの出場期間について、ギネス・ワールド・レコーズのオリンピック出場期間の世界最長記録を保持しています。

半世紀以上の競技人生

法華津選手が競技人生をスタートさせたのは12歳の時に林間学校で馬術を経験した時から。以降、半世紀以上も第一線で現役を続けています。

1964年の東京五輪を初出場した後は、1988年からは全日本選手権で5連覇の偉業を成し遂げ、同年ソウルオリンピック出場権を確保(検疫で愛馬に陽性反応が出たため出場断念)。

2008年北京、2012年ロンドンとオリンピックに連続出場した常連選手です。

【ここがすごい2】海外メディアも驚く、その若さ!

71歳でオリンピックに出場した法華津選手。定年退職後にオリンピック再挑戦を決意して、2003年から単身でドイツ・アーヘンで馬術修業を実践してしまう行動力と若さに驚きです。

 イギリスメディアも注目!

法華津選手の力強さと若さに驚いているのは日本だけでありません。いまや世界的に有名な選手になっているようです。

イギリス「インディペンデント」紙(2012年7月31日)
実際の年齢より20歳ほど若く見えるこの日本の馬術選手(法華津選手)はドイツで練習を積んでおり……

と、同新聞は東京五輪からオリンピックに度々出場し続けた法華津選手に注目し、若さあふれるオリンピックの舞台で、シニア層の筆頭として経験を活かして活躍しているとも賞賛しています。

【ここがすごい3】外資系企業の社長さんとしても活躍!

法華津選手はじつは、実業家としてもすごい。医療機器メーカーとして世界シェアトップである「ジョンソン・エンド・ジョンソン社」のグループ会社である外資系企業「オーソ・クリニカル・ダイアグノスティックス」の取締役社長として、2002年まで活躍していた実業家でもあります。

 社長をしながらも馬術練習も欠かさない!

会社で働いていた時であっても、現役時代は、毎朝5時に起きて馬に乗り、それから出社していたという逸話を持つほどストイックな法華津選手。

外資系のエリートサラリーマンをしながら、オリンピックにも出るためにはストイックな生活が求められるんですね。

【ここがすごい4】家柄が華麗なる一族すぎ!

1941年東京都生まれ。伊予国(現愛媛県)で活躍した瀬戸内海賊「法華津氏」がルーツで、名家のご出身。大学は慶応義塾大学で、お父様は外交官。奥様は川端康成と縁のある作家・翻訳家の北条元子さん。

まさに華麗なる一族ですね。

特権階級の馬術クラブで学ぶ

かつては特権階級のご子息ばかりが在籍したと言われる「東京乗馬倶楽部」で馬術を学んだ法華津選手。いまでも東京乗馬倶楽部の正会員入会金は200万円、年会費10万円という庶民にはなかなか手の届かない存在です。

2020東京五輪には気合い充分!

2016年現在、御年74歳の法華津選手。気になるのは2020の東京五輪に出場し、1964と2020東京五輪のダブル出場なるか。

ぜひとも体に気をつけて、まだまだ現役を続けてもらいたいですね。

(image by amanaimages1 2)


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