リオ五輪がまもなく開催。陸上競技に桐生祥秀選手や、福島千里選手など、活躍を期待される注目選手が多数出場します。でも陸上競技ってそもそも何?どれが陸上競技なの?
今回は、陸上競技の基礎知識とメダルは取れそうなのかについてご紹介します。
陸上競技ってどんなもの?
陸上競技の種目数は47種目!
リオデジャネイロオリンピック陸上競技の種目数は、男子24種目、女子23種目と、合計47種目もあります。
競技ジャンルとしては最多であり、まさに''陸上を制するものはオリンピックを制する’’とも言われています。
短距離 6種目(男女計)
陸上の花型競技とも言える短距離。ニュースでも話題となっている桐生祥秀選手やサニ・ブラウン選手(今回は出場権なし)などはこの短距離選手になります。
- 100m
- 200m
- 400m
中距離 6種目(男女計)
800mから5000mが中距離種目になります。クラウチングスタートからスタンディングスタートに変わります。
- 800m
- 1500m
- 5000m
長距離・マラソン 4種目(男女計)
長距離・マラソン種目になります。日本でもマラソン種目は注目が高いですよね。
- 10000m
- マラソン 女子メダル可能性十分
ハードル(障害)競技 6種目(男女計)
日本はハードル競技でなかなかメダルが獲得を苦しんできましたが、為末大元選手がメダル獲得したことで日本でも一躍メジャーな存在になりました。
- 110m障害(男子のみ)
- 100m障害(女子のみ)
- 400m障害
- 3000m障害
競歩 3種目(男女計)
日本ではあまり馴染みのない競歩競技ですが、欧米では人気競技だそう。
片足を常に地面に接しなければならない「ロス・オブ・コンタクト」というルールがあるため、走ってラストスパートすることができません。
- 20km競歩
- 50km競歩(男子のみ)メダル可能性十分
跳躍競技 8種目(男女計)
「ホップ・ステップ・ジャンプ」は三段跳びの専門用語だって知ってましたか?
実は、日本がオリンピックで初めて獲得した金メダル第一号は、三段跳びの織田幹雄選手でした。リオで再びの栄光なるか期待です。
- 走り高跳び
- 棒高跳び
- 走り幅跳び
- 三段跳び
投てき競技 8種目(男女計)
「陸上競技は道具を使わない」の例外である投てき競技。室伏広治選手がアテネ五輪で金メダルを獲得したハンマー投げなどが投てき競技になります。
- 砲丸投げ
- 円盤投げ
- ハンマー投げ
- やり投げ
総合(デスカロン)2種目(男女計)
勝者はキング・オブ・アスリートと讃えられる10種目競技。「跳・走・投」のすべてを行うまさに陸上競技の総合競技であり、100m、走り幅跳び、砲丸投、走り高跳び、400m、110m障害、円盤投げ、棒高跳び、やり投げ、1500mの10種目をたった一人の選手が行います。
- 10種目競技(男子のみ)
- 7種目競技(女子のみ) 10種競技から、100m、400m、1500m、円盤投げ、棒高跳びがなくなり、200m、800mが追加され7種競技になる。
団体競技(男子)2種目
ロンドン五輪では、奇跡の銅メダルを獲得した団体リレー。リレーチームの中核であった朝原宣治選手は残念ながら引退しましたが、新しい体制で奇跡をもう一度!リオでも見せてもらいたいですね。
- 4×100mリレー メダル可能性あり
- 4×400mリレー
団体競技(女子)2種目
- 4×100mリレー
- 4×400mリレー
リオ五輪注目選手は?
桐生祥秀選手
100mでオリンピックのメダルを獲得するためには最低でも9秒80台が必要と言われる現状で、日本で唯一100m9秒87という異次元の記録を持つ桐生祥秀選手。十分にメダルの可能性のある選手です。
谷井孝行選手
競歩競技選手である谷井孝行選手。2015年世界選手権3位の記録を持ち、リオ五輪・陸上競技でのメダル獲得の可能性が最も高い選手だと言われています。
福島千里選手
北京・ロンドンオリンピックで100m日本代表として活躍した福島選手。2010年以降自己記録を更新できず伸び悩む時期がありましたが、2015年には世界選手権準決勝まで進出し、調子は順調に上がっています。
100m、200mの選手として活躍が期待されます。
右代啓祐選手
勝者はキング・オブ・アスリートと讃えられる10種目競技の日本代表で、日本歴代1位の8308点の記録保持者である右代啓祐選手。世界の歴代記録ランキング10位が8790点なので、世界で十分戦う力のある選手です。
なんと、タレントであり元十種競技チャンピオンの武井壮さんのもとで指導を受けた経験もあるそうです。
メダルの可能性は?
国際大会で好記録を持つ谷井選手や福士加代子選手などのベテラン選手は、メダル獲得の可能性が高いと言われています。
まだまだ成長の望める桐生選手などの若手選手が驚くべき記録を出している現状を考えると、陸上競技でメダルを複数個獲得する可能性はあるでしょう。
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