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オリンピック:卓球競技の基礎知識

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オリンピックで行われる競技種目「卓球」についての基礎知識を紹介します。

どんな競技

試合人数

シングルス種目は1対1の計2名、チーム種目は3人1組で3対3の計6名で競い合います。

なお、1ヶ国・地域から出場できるのは最多で男女各3人までです。

概要

卓球は、プレーヤーがテーブル上の卓球台を挟んで向かい合い、セルロイド製のボール1個を相手コートに打ち合って得点を競う球技です。

卓球台は高さ15.25cmのネットによって2つのコートに等分されています。相手側のコートにボールを打ち込んで、相手から返球されなければ得点となり、規定の得点を先取することで勝者となります。

卓球の起源はイギリスであると言われています。雨の日でもテニスができないかと考えられて、室内でもできる卓球が誕生しました。このような背景から卓球は「テーブルテニス」と呼ばれています。また、多くのルールがテニスと似通っています。

主なルールと禁止行為

  • デュース

規定の得点を先取する際に、相手選手の得点と2ポイント以上の差をつけていなければなりません。例えば11点先取のルールにおいて、両者が10点同士となってしまった状態をデュースと呼びます。デュースになった場合は、どちらかの選手が2連続でポイントを取得しなければゲームを取得することができません。

  • サービス交代は2本ずつ

はじめにボール打つ行為をサービスといいます。サービスは2本打つごとに交代ですが、デュースの際には1本で交代となります。

  • 促進ルール

「促進ルール」とは、試合進行を促進するためのルールで、両者の合計得点が17点以下で、1ゲームが10分経過しても終わらない場合に適用されます。

適用後は、13回のリターン(返球)に成功すると、レシーバー側(サーブを受けるプレーヤー)の得点となります。

  • 相手からの返球が卓球台でバウンドする前にボールを打つ

反則行為にあたり、相手の得点になります。

  • ラケットを持っていない方の手で卓球台に触れる

反則行為にあたり、相手の得点になります。

勝敗の決着方法

試合には制限時間が無く、ポイント制で勝敗が決められます。

シングルス

11点を先取するとそのゲームを獲得したことになります。7ゲームまで行い、4ゲームを先取した選手が勝者となります。

ダブルス種目でも同様です。ただし、オリンピックでは、ダブルス種目はチーム種目の一環としてのみ開催します。

競技の流れ

トーナメント方式で進みます。

世界ランキングに応じてシードが振り分けられており、2012年7月1日付の上位16人が3回戦から登場、同17〜32位は2回戦から登場します。

出場者が64人を超える場合は、1回戦の前に予選を行います。

チーム

チーム種目(団体戦)は1番シングルス、2番シングルス、3番ダブルス、4番シングルス、5番シングルスの5試合で3試合を先取したチームが勝ちとなります。

5ゲームまで行い、3ゲームを先取したチームがその試合の勝者となります。

トーナメント方式で進みます。

男女とも16チーム(1チーム3人)が参加します。また、準決勝で敗れた2組により3位決定戦を行います。

種目

シングルス

1対1の計2名で対戦する種目です。男子シングルスと女子シングルスの種目があります。

団体

男子チーム種目と女子チーム種目があります。3名の選手でシングルスを4試合、ダブルスを1試合を行い3試合を先取したチームの勝利となります。

チーム種目では個人種目にはない「ダブルス」が含まれています。ダブルスも基本的なルールはシングルスと一緒ですが、以下の点が異なります。

  • ボールをペアで交互に打たなければならない。
  • サービスはサーバー側から向かってコートの右半面にバウンドさせ、レシーバー側から向かってコートの右半面へと交差するようにバウンドさせなければならない。
  • サービス権が移動するとサービスをしていなかった選手がレシーバーとなり、それまでレシーバーだった選手が次のサーバーとなる。

日本における卓球

卓球は現在、日本卓球協会に27万人を超える登録者数がいます。

日本に卓球が紹介されたのは1902年、1921年に日本で初の公式試合が行われました。

1931年には日本卓球協会の前身である日本卓球界が発足し1952年のボンベイ大会に世界卓球選手権に出場して以来、日本はこれまで48個の金メダルを獲得しています。1950年代~1970年代にかけては世界トップレベルの実力で、シングルスの世界チャンピオンを男女で計13人輩出しています。

80年代以降は中国に圧されて停滞しますが、近年では女子が世界選手権団体で3大会連続で銅メダルを獲得し、男子が世界ジュニア選手権団体で優勝するなど、復調の兆しがみえます。

ロンドンオリンピックでは、女子シングルの石川佳純選手が日本人選手としてはじめて準決勝に進出し、ベスト4入りを果たします。また、石川佳純選手、平野早矢香選手、福原愛選手が参加した女子団体では、日本史上初のメダルとなる銀メダルを獲得しました。

石川選手は4年前のロンドン五輪の卓球女子団体で銀メダルを獲得。シングルスでも4位に入り、リオでの活躍に期待が集まる。(引用:運動通信

大崎八幡宮(青葉区)では、福原選手が七夕の短冊に「メダルを持って帰ってくる」と書くなど、2大会連続のメダルに向けてやる気十分だ。(引用:運動通信

男子では、岸川聖也選手、丹羽孝希選手、水谷隼選手が参加した団体で、準決勝の香港戦に敗れベスト8となっています。

世界の卓球

初めての国際大会は1926年にドイツ・ベルリンで開催され、1988年のソウルオリンピックから正式種目としてはじめて実施されました。

世界卓球選手権を主催する国際卓球連盟はスイスに本部を置き、215の国と地域が加盟しています。これは国際バレーボール連盟についで世界で2番目に多い団体です。

現在の主な強豪国は、中国、ドイツ、韓国、シンガポールなどが挙げられます。

卓球女子日本代表の注目選手

伊藤美誠(いとう・みま)

まだ15歳の伊藤選手。若い!たった2歳で卓球を始めた彼女は2008年に全日本卓球選手権・バンビの部で優勝、2010年に全日本卓球選手権・カブの部で優勝するなど、メキメキと実力をつけていきます。

「舞台が大きければ大きいほど楽しくなる」という強いメンタルと、高速のスマッシュが彼女の武器です。リオ五輪のアジア予選では、世界女王である中国の丁寧を破るなど、メダルを取る素質十分といったところでしょう。

立ちはだかる強豪選手を下して、ぜひメダルを獲ってほしいものですね!

参考

情報提供

運動通信 / CRAZY FOR SPORTS

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www.undotsushin.com

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